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子供の教育費ってどれぐらいかかる?(1)

 お子様の教育費について、「どれぐらいの費用がかかるのだろう?」また、そのためには、「毎月(もしくは毎年)どれぐらいの金額を積み立てていかなければならないのだろう・・・。」そんな心配をされていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

 結論から申し上げると、「教育費がいくらかかるか」は、親御様がお子様に「どのような教育を受けさせてあげたいか」によって大きく変わってきます。
 なぜなら、幼稚園・小学校・中学校を選択する際には、お子様が何処に行きたいというよりも親御様がここに行かせたいという希望次第で決まるケースが多いからです。
 ですから、お子様に「どのような教育を受けさせてあげたいか」をもとに、そのためには「教育費がいくらかかるか」を決めてみるのが一番イメージがつきやすいのではないでしょうか。
 今回は、子供の教育費がどれぐらいかかるかを考えて見ましょう。
 そこで、幼稚園から大学までにどれぐらいの費用がかかるのかのデータをご用意しましたので、ご自身でお子様に「どのような教育を受けさせてあげたいか」を考えながら、「教育費がいくらかかるか」を試算してみてください。

ステップ1.幼稚園から高校まで

 まずは比較的親御様の方でイメージしやすい(決めやすい?)幼稚園から高校までにかかる費用について、文部科学省が隔年で実施している「子どもの学習費調査」をもとに学習費が毎年どれぐらいかかるのかをみていきたいと思います。

学校種別の学習費総額
(単位:円)
区分幼稚園小学校中学校高等学校
(全日制)
公立私立公立私立公立私立公立私立
学習費総額229,624541,226307,7231,392,740480,4811,236,259516,186980,851
学校教育費131,678369,78656,019792,604138,042946,594356,937782,953
学校給食費14,93227,57741,53635,83637,430590
学校外活動費83,014143,863210,168564,300305, 009289,075159,249197,898
資料:平成20年度子どもの学習費調査(文部科学省)

 上記の表は、あくまでも毎年かかる費用です。ですから実際には、幼稚園を3年保育とした場合は上記の金額に3を掛けた金額、小学校は6を掛けた金額、中学校と高校は3を掛けた金額になりますから、全て公立に高校まで通ったとしても約550万円が大学入学する前までにかかるということになります。また、幼稚園が私立、小学校が公立そして中学受験をして中高一貫の私立の中学校・高校に進学したケースでは、約1,010万円かかるということになります。(さらには、中学受験する際の学習塾等の費用として、200~300万円程度を上乗せして考えておいたほうがよさそうです。)実際、東京都の場合ですと、現在、公立小学校卒業者のうち私立中学校への進学率が約2割ということですから、そういった進学を考えていらっしゃる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
 まずはお子様の教育費としてどれぐらいかかるのかを、親御様がお子様にどういった進学をさせてあげたいかを上記の表をもとに計算してみてください。
 その金額がおおよそではありますが、準備しておかなければならない大学入学前(幼稚園から高校)までの教育費用です。
 いくらぐらいの費用が必要かイメージしてみましょう。

(例1)
幼稚園は、私立で3年保育にしたいから、541,226円×3年で1,623,678円
小学校は、とりあえず公立で、307,723円×6年で1,846,338円
中学校は、受験して私立で、1,236,259円×3年で3、708,777円
高校は、 そのまま私立で、980,851円×3年で2,942、553円
中学受験のために別途、学習塾費用として3,000,000円準備

 (例1)で高校まででお子様の教育費として準備しなければならない金額は、約1,312万円
 ここまででも、かなりの金額になりますね。

ステップ2.大学

 次に、大学に進学した場合にかかる学費についてみていきましょう。
 現在の大学進学率は、過去最高の53.9%だそうです。(文部科学省:学校基本調査-平成21年度(確定値)より)
 今後もますます大学進学率は上昇することが予測されますので、お子様が大学に進学することを想定したうえで、教育費の準備をしておく必要があるのではないでしょうか。

大学の入学金と授業料
(単位:円)
区分入学料授業料施設設備費4年間合計(医歯系は6年間)
国立大学(昼間部)282,000535,8002,425,200
私立大学(昼間部)273,602848,178187,281 
文科系学部258,700734,052155,9953,818,888
理科系学部275,5481,037,073191,5525,190,048
医歯系学部967,4453,034,5641,076,88025,636,109
その他学部282,211932,294252,9185,023,059
資料:「平成20年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査(文部科学省)」及び「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(文部科学省令第16号)」をもとに作成

 大学の場合、国立なのか私立なのか、文系なのか理系なのかによって、かかる費用が大きく違ってきます。
 平成21年度の大学への入学状況を見てみますと、入学者608,731人に対して、私立大学への入学者は478,470人。(文部科学省:学校基本調査-平成21年度(確定値)より)約79%が私立大学に入学しているということになります。
 ということは、文系か理系かは、お子様の選択になるとは思いますが、学費として最低でも文系でかかる約380万円は考えておいたほうがよさそうです。

 さらには、遠方の大学に入学される場合は、別途家賃や生活費といった「仕送り」が必要になってきますから、その点も考慮しておかなければなりません。
 ちなみに、学生寮に入居した場合の年間の食費と住居・高熱費の合計は、平均で492,600円、下宿やアパートに入居した場合は、平均で743,100円かかるそうです。(独立行政法人 日本学生支援機構:平成20年度学生生活調査より)
 ただ、食費は別にして住居費は都市圏になればより高額になりますから、その点も踏まえ、年間100万円程度を準備しておく必要があります。

 どんな大学にいきたいについては、高校までと違い、お子様の意思・希望が強くなる傾向はありますが、まだお子様が小さい場合にはまだまだ先のことですから、「こうしてあげたい」をもとに選択してみてください。

(例2) まずは、私立文系で考えておこう 3,818,888円
また、首都圏に住んでいるので家から通える範囲の大学にいってもらいたいので下宿代は考えていない
 0円

 (例1)(例2)をもとに「教育費がいくらかかるか」を算出すると、
 約1,312万円に約382万円を加えた約1,694万円ということになります。

 もちろん、一度にかかる費用ではありませんが、お子様を大学まで行かせることを考えると、教育費だけでかなりの金額がかかります。
 皆様の教育費の準備は十分ですか?
 既に積立預金をしている、こども保険(学資保険)に入っているという方も多いと思いますが、預金であれば積み立ての合計額、こども保険であれば満期金額は、計算した金額に比べて足りていますか?
 もし、足りていなければその分をどうやって貯めていくかを考えていきましょう!
 お子様が小さければ、その分準備できる時間も長くなります。
 次回は、その「貯め方」についてご説明させていただきたいと思います。